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イグナツ =ハーゼル=アフラロイド 荒事専門の印象が強い十二柱の中では異色の〈万癒〉の力を持ち、〈医聖〉の二つ名で知られる魔皇。ダレフ達とは盟約の下、互助関係にある義兄弟であり、テルゼのように直接的な血縁は持っていない。 常の彼は、救命を使命とする医療の長らしく、端正な顔には微笑みが浮かび、語り口も柔らかで、非常に紳士的な印象の強い青年である。 しかし反面、その言動には派手好きで過激な一面もあり、殊に敵対する相手には、容赦のかけらもなく笑顔で死刑執行宣言を下すような冷酷非情さを見せる事もある。 年齢が近いのか、はたまた気が合わないようでいて意外と合うのか、作中ではエリフォンとセットで登場する機会が多く、そのせいか、彼と同様、浮世離れした魔皇達の中では比較的人間界の常識に精通している。 同族の多くが敬遠、あるいは卑下する中、召喚当初からテルゼを非常に可愛がっており、その執心ぶりは、ともすれば傍から見ていて危険な香りを伴うほど。そんな周囲の視線を知ってか知らずか、テルゼはさりげなく彼の熱烈アタックをかわし続けている。 普段はもっぱら患者の治療や病理学の研究に勤しんでいるが、いざ戦闘となれば、強大な魔力容量と冷徹な性格に裏付けされた実力がものを言う。とは言え、エリフォンやシードなどの『戦闘のエキスパート』がいる以上、残念ながら彼が直接戦場に出る機会はほとんどないようで、元来好戦的な彼は、要事の度に、物足りなく感じているらしい。 作者コメント:
実は主人公、史河に次ぐ『かおす本舗』最古参キャラの一人。旧設定では、それこそ父親を押し退けて、十二柱で一番最初に登場する&出番の多い魔皇様でした。当然主人公とも一番の仲良しさんだったのですが……設定の練り直しに当たって、結果、その辺り最も損をしたキャラに。合掌。 とはいえ、キャラクターとしては、ただの『良いお兄さん』から『銀髪・医者』という、俗に言う『変態属性』が加わった事により、格段にインパクトが増したのは事実です(これで眼鏡をかけていれば完璧ですね・笑)。美形というのが特筆すべき個性にならない話に属している以上、中身の奇天烈具合が一番読者を惹きつける事になりますからね。 |
Data 年齢 不明 誕生日 不明 血液型 不明 身長 178cm 体重 62kg イメージカラー 紺色と白 種族系統 純粋種天魔 趣味 人の趣味にちょっかいを出すこと。 大切なもの 不明 嫌いなもの 命令されること。 苦手なもの 実兄(=ラファスーン) アイカラー アンバー ヘアカラー アッシュブロンド(灰がかった金髪) 特技 傷の手当て。薬品調合。 能力 極めて稀有な高い治癒能力と病症解析能力を持ち、影となり日向となり、世界の安定を支えている。 特徴 白いケープを纏った細身の長身に、琥珀色の瞳が印象的な穏やかな麗容の持ち主。 |
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