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テルゼ=フォルナー (宗輝世/セイクリッド=ダーウェル=アフラロイド) 王豹家に身を寄せる帰国子女の美少年。しかしその実体は〈全知神〉ダレンフィムと、人間の女性である宗聖華との間に生を受けた双属性種(ハイブリッド)の最高位天魔。 出生の事情から、人と天魔という二つの種族の狭間で、人一倍の苦労を重ねて生きてきた。本作の主人公。 誕生当初、周囲の期待を余所に何の力の片鱗も見られなかった彼は、『できそこない』の烙印を押され、母方に引き取られ人間として育てられていた。ところが幸か不幸か天魔の血が覚醒するに至り、その後の本人の努力もあって、結果、両族から一目置かれる存在として、天界におけるその政治的地位を確立するのに成功する。 しかし、自らには責任のない〈忌み子〉という烙印が、侮蔑と恐怖、それに伴う不和を招き、やがて起こった3年前の事件を機に中枢を離れ、太陽系の現地調査の任を帯び、地球へ赴く事になった(事実上の失脚→左遷)。 やがてその地で出会った少年・史河が、自らの正体を一目で看破した事に興味を持ち、成り行きからその家族と生活を共にするようになるが、今は彼自身、彼らと過ごす時間を積極的に楽しんでいるようだ。 このような生活環境も影響してか、天魔である事を差し引いても、年齢の割に老成した精神を持っており、あまり自らを語ろうとせず、必要以上に相手が自分の中に踏み込んでこようとすると、冷たく振舞い、突き放そうとする。やや警戒心が強いきらいがあるが、それは自らを護るためというより、相手を巻き込むまいとする優しさの裏返しであり、基本的には明朗快活で社交的な、人好きのする性格の持ち主である。 面倒見が良く、心を許した相手に対しては、力の及ぶ限り助力しようとする一方、自らは施しを受けるのを苦手としているのは、やはり出自に対する負い目が関係しているのだろうか。物心ついた時から日夜戦いに身を投じ、世界の暗部に触れるその胸中は複雑なはずであるが、決してそれを表に出そうとはしない。よく言えば忍耐強く、悪く言えば強情っ張り。 一時はその政治生命どころか真の意味での生命が危ぶまれたが、難を乗り越え、再び歴史の表舞台に立つ事に成功。しかし、政権復帰後も危ない橋を渡りたがるのは相変わらずで、〈本国〉と本来は敵対国である地球の間を行き来しながら、秘密裏に魔法体系の復旧や、和平交渉に尽力している。 作者コメント:『ノーブルな外観に下町の心意気』がコンセプトの主人公。金髪碧眼は『王子様』という肩書きに対する記号として、〈剣士〉という設定は作者のチャンバラ好きが高じて創られた設定だったのですが、パッと見た目、どうしても某聖騎士団長のイメージが連想されてしまうのが哀しいところ。潜在能力の高さとルックス、そして幸の薄さ(作中においても、それをとりまく環境においても・苦笑)に関しては、うちのキャラでも間違いなくトップでしょう。かつてオフラインにおいて同情票のみで人気投票を制し、あげく『ドナドナ』がイメージソングにされた美形キャラというのもそうはいまい……ちなみに年齢から誤解されがちですが、素体が青年、少年の姿がフェイクです。 |
Data 年齢 15歳前後 誕生日 9月25日(地球暦に換算。故郷では秋ではなく、春に当たる) 血液型 O型 身長 167p/184cm 体重 53s/72s イメージカラー 金/黒/紫 種族系統 双属性種(ハイブリッド)天魔 趣味 料理 大切なもの 日常 嫌いなもの 妥協 苦手なもの 父親 アイカラー タンザナイト・ブルー(青紫色) ヘアカラー ブロンド 特技 家事・大工仕事全般。特に趣味を兼ねた料理はプロ級。 好きな言葉 『情けは人の為ならず』 戦闘スタイル あらゆる状況を想定した戦闘訓練を受けており、法術全般は勿論の事、ナイフから銃火器まで使いこなすが、中でも刀剣術に優れ、好んで戦闘に用いる。 能力 類稀な潜在能力と、それを引き出す卓越した技術と精神力により、文武を問わず、各種方面で手腕を発揮。その誠実な人柄と共に、内外より高い評価を受けている。特に市民階級や士族階級からの人望は厚い。 特徴 金髪碧眼に白皙の相貌。絵に描いたような中性的麗容が印象に残る、長身痩躯の美青年、もしくは華奢な美少年。 |
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