シード=デア=クアサール(クェーサー)

 

〈ストーム・ブリンガー〉の異名で呼ばれる、俊才にして苛烈な天魔の若き将校。

誇り高く清廉潔白な性格の持ち主であり、少年と呼んでもおかしくない年齢の割にはやや無口。

テルゼが〈本国〉へやって来た当初から親交を持ち、血族以外の天魔では唯一、彼が胸襟を割って話す事の出来る存在であった。

純粋な力の押し合いでは、さすがに至高神の直系であるテルゼに及ばないながらも、戦闘センスは抜群。殊に魔導工学に造詣が深く、航宙艦の運用技術に関しては、親友のそれを軽く凌駕する実力を誇る。

 

現在は〈護戦神〉の直参として国家に奉仕しているが、その忠誠はあくまでも、かつて悲喜を共にしたテルゼへと向けられ続けていた。

過去、東宮の副官であった彼は、当然、3年前の事件にも深く関わっているが、この一件は彼の心に深い傷を残しており、当人も事情を知る部下達もあまり語りたがらない。

軍人としては極めて有能な人材であるが、逆にその能力の高さや、軍内部でも一際目を引く歯に衣着せぬ大胆な物言いなどから、主流派幹部等からは疎まれており、職掌こそ艦隊司令……提督であるものの、実際に彼が運用可能な艦は一隻のみで、事実上一艦長に冷遇されているらしい。


作者コメント:

「馬や龍を駆る悪魔や天使がいるのなら、この現代、宇宙戦艦を操る魔族がいてもいいじゃないか」という、「ハイブリッドファンタジーでもここまできたらやり過ぎだろう」なノリのもとに生まれた問題児。彼の立ち絵だけでは、この話が魔法云々の世界観を持っている風にはとても見えない……まあ、狙ってやった事ではありますが。

 

純粋に設定上の必要性から生まれてきたのにも関らず、『主人公の旧友』というポジションのせいで、その創作背景から妙に邪な意図(主に女性向け)を感じさせるところが、彼のキャラクターが大出世した秘密でしょうか(苦笑)。

……いや本当、最初はただのゲストキャラ扱いだったんで。作者をして、いまいちキャラをつかめていなかったというか。今となっては誰も信じないでしょうけれど。

黒髪短髪で影のある美形、おまけに過去に訳有、と普通だったら王道的主役を張れる要素を持っているにも関らず、トンチンカンな作者のせいで、苦労人の一人(?)に甘んじている彼。果たして今後の処遇はいかに?

 

所属・階級

〈護戦神〉魔皇エリフォン指揮下、皇立国防軍天空艦隊所属・第十八特派分遣艦隊司令兼、戦艦〈ティル・ナ・ノーグ〉艦長。上佐(少将に同義。一等勲爵士)

年齢

17歳前後

誕生日

不明

血液型

不明

身長

181p

体重

68s

イメージカラー

種族系統

純粋種天魔

趣味

チェス。戦略シミュレーション全般

大切なもの

信念と忠義(転じてテルゼ)

嫌いなもの

王豹史河

苦手なもの

色恋沙汰

特技

射撃・艦船の操舵

アイカラー

アイスブルー

ヘアカラー

ブラック(色指定はダークブラウン)

戦闘スタイル

基本的には旗艦の司令座艦橋で大艦巨砲(法)の操作に徹しており、司令官自らが敵前に姿を現す事はまずない。しかしながら、本来単体でもテルゼが安心して背中を預けられるだけの戦闘能力を持っており、中・遠距離では光球・光槍、近距離では光鎖を用いた変則的な攻撃を得意とする。

能力

優秀な前線指揮官であり、自他共に厳しいが、部下からの信頼は厚い。

特徴

氷のように冷たく、鋭利な容貌の苦みばしった美少年。

 

 

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