初出はサイト開設から約1年前に発行されたペーパーの表紙から。『エンハイ』全知神揃い踏み。この三人(?)が初めて一同に介した記念すべき一枚でもあります。今でこそよく描かれるようになりましたが、当時はカナートがイラストに描かれること自体が非常にレアでした。
一見CG加工されているっぽいイラストですが、当然のごとく最初から最後まで総アナログ仕上げであります。
バックは昔イベントで見つけてきたカラーの柄物トーン(イベントでは同人誌よりも画材を買ってくる率の方が今でも高いです)、人物は今でもお馴染みのコピックで彩色し、さらにダレフとカナートには青のカラートンを重ね、手前の主人公である殿下が浮かび上がるように細工してあります。
カラートーン(ちなみにアイシー社製のエクセルオーバーレイ)は久々に使用してみたのですが、やはりこれは本当に扱いが難しい&お金がかかる画材です。普通のトーンと違って非常に粘着力が強いので、まず貼り直しがききませんし、メインで使う場合には基本的に混色出来ないので、色数を揃えないといけない……と、常日頃、高い高いと言われているコピックすら比にならないほどコストパフォーマンスに問題がある為、アマでこれをメインに使ってカラーを描いている方にはとんとお目にかかった事はありません。近頃ではCGを使えば、もっと手軽に同じようなタッチで仕上げたり、効果を入れる事が可能なので、プロの世界でも需要が減っていそうな気配濃厚。最近のイラスト業界は安易にデジタルに頼り過ぎている気がしなくもないですが、これも時代の流れというやつなのでしょう。私はもう少しアナログメインで頑張るつもりですが。
それにしてもこの三人、揃うとまるで信号機……(笑)
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