なりきり100の質問……改め50の質問・その1

『エンペラーズ・ハイ』テルゼ&シード編・第1回

 

シード「なぁ……テルゼ」

テルゼ「なんだい。シード」

シード「今回のこの企画、版権とは違い、全てが未知数のオリジナル作品の設定とキャラの紹介を兼ねた公開インタビューをする……というコンセプトは良しとしよう。

だがな…なんだってそれに使用するのが『なりきりカップリングに100改め50の質問』なんだ!?

確か個人仕様のものもちゃんと探してきたんだろ!?なんでそれを使わないんだ!

どうせやるなら例のジードラやカイデズでやればいいじゃないか!」

史河「なんでも『質問が既に公開されているプロフィールのものと結構被っているし、何より100も答えるのが面倒くさい』との作者からのコメントが……」

シード「つまり全てはアイツの怠慢のなせる業なんだな。おのれ作者……

テルゼ「……潔くあきらめよう、シード。このままここで騒いでいても解決はしない。

さっさと答えて仕事に戻ろう」

シード「そうだな……」

史河「そんなわけで、僕らの基本的なプロフィールについて知りたい方はまずこちらのページへ跳んでみて下さいね。

それではさっそく始めましょう!」

 

 

Q1.あなたの名前を教えて下さい。

シード「シード。シード=デア=クアサール。

ただ『デア』は英語で言うところの『サー』の同義語に当たる敬称だから、本名はシード=クウェーサーと言う事になるな」

史河「テルゼは……何気に名前が多いけど、どれが正式名称になるわけ?」

テルゼ「んー……そうだな。

一応公務中は『セイクリッド=ダーウェル=アフラロイド』で統一しているけれど、呼ばれて嬉しいのはやっぱり『テルゼ(輝世)』かな。

これが生まれて最初に贈って貰った名前だし」

史河「つまり、本名が『セイクリッド=ダーウェル=アフラロイド』で、真名が『テルゼ』と。

名字は『フォルナー』?それとも『宗』?」

テルゼ「『宗』が正解。『フォルナー』は偽名だね」

史河「ややこしいなぁ」

テルゼ「我が事ながらそう思う(苦笑)」

 

Q2.年齢は?

テルゼ「地球と僕の故郷では公転周期が違うから、年齢換算に微妙なズレが生じるんだけど……だいたい今年で15歳位になるね」

シード「俺も右に同じで『約17歳』としか言いようがない」

史河「……なーんか二人とも10歳はサバを読んでいそうな雰囲気だけど……(見た目20代だし)」

テルゼ「〈天魔〉と人間では、成長速度が違うからね。僕はもう5歳の時には戦場に出てたよ」

史河「っていうか、シード君の方がテルゼより2こも年上なんだ!なんかちょっと意外かも」

テルゼ「史河君。その『意外』という感想は、果たして、シードの方がより幼く見えるという事か、それとも僕がさらに老けて見えるという事か、どちらの意味でとれば良いのかな?(にっこり)」

シード「ほう……それは是非聞いておきたいな」

史河「……どちらに転んでも恐くてコメント出来ません……(汗)」

 

Q3.性別は?

シード「俺達には生物学的な意味での性差はないのだが、一応、現象界に在る時は『男』だ」

テルゼ「僕は人間の男性として生を受けて育てられたから、姿形は変化出来ても、根底にあるその認識を今更改めるのは難しいな」

史河「でもテルゼは雰囲気的に、ちょっと中性っぽいところがあるよね」

 

Q4.貴方の性格は?

テルゼ「生真面目だ、とは昔からよく言われるな。あとは『優しい』。嬉しいけど、本人としては『そうかな……?』という感じ」

シード「俺も『真面目過ぎる』『遊びが足りない』と〈護戦神〉に会う度に言われるのだが……そんなに俺は融通が利かない男か?」

テルゼ「気にしなくていいよ、シード。あの人が『遊び過ぎ』なんだって。まったく!」

史河「エリフォンさんに溜まった仕事を押し付けられた事は、一度や二度じゃないもんね……二人共(同情のまなざし)」

 

Q5.相手の性格は?

テルゼ「真面目……というより誠実、と言った方がより正しい表現になるな。何事にも真摯で裏表がない。状況判断は冷徹なまでに正確でいて、情にも厚いし、現場指揮官としては文句の付け所がない、信頼に足りる人物だと思う。もちろん友人としてもね」

シード「本人の前でよくもぬけぬけと……褒め過ぎだ馬鹿。今のセリフ、そっくりそのまま返してやる」

史河「照れてる照れてる。シード君たらカワイイ〜」

シード「うるさい!それ以上言ったら張り倒すぞ!」

テルゼ「(にこにこ)」

 

Q6.二人の出会いはいつ?どこで?

テルゼ「僕が〈本国〉に皇族として迎えられた時、実力を測るのにまず引き合わされたのがシードだったんだ。

当時、同世代の〈天魔〉では彼がトップガンだったから」

シード「演習場を貸しきって何をやらかすかと思えば……お偉方総出の御前試合だからな。

しかも相手は〈人間〉だ。最初はからかわれているとしか思えなかった」

史河「シード君はテルゼの〈正体〉を知らされないまま、戦ったって事?」

シード「その見極めも勝負のうちだったんだ。そしてそれがとんでもない誤りだと気づいた時には、もう決着はついていた」

 

Q7.相手の第一印象は?

テルゼ&シード「もう最悪。なんていけすかない野郎だ

史河「ははぁ……(汗)」

テルゼ「今でこそ笑って話せるが……当時剣を交えた時、本気で殺意を抱いた

シード「俺も試合直後にこいつの側近にされた日には、何度寝首をかいてやろうと考えた事か……

史河「ず、随分殺伐としていたんだね(汗)」

テルゼ「結局、互いにまだ相手に対する理解がなかったというか、しようとしていなかったんだよな」

シード「そうだな」

 

Q8.相手のどんなところが好き?

シード「Q5の回答と被る事になるが、高潔で慈悲深いところだ。懐が深くて、利害に関係なく物事に対して柔軟な対応が出来る。

そういうところは俺には真似出来ないからな。尊敬している」

テルゼ「僕も彼の人物像に対して好感を抱いている。〈天魔〉に対して容姿云々を讃えるのは問題外だな」

史河「みんな腹が立つほど美形だもんねぇ……うらやましい」

 

Q9.相手のどんなところが嫌い?

シード「自分より弱い立場のものに対しては寛容だが、お前は自分に対して容赦がなさ過ぎる。

もっと自分を大切にしてくれないと、いくら功を労ってもらっても、俺や部下の気が休まらない」

史河「もっとラクに構えていかないと、長生き出来ないよ?テルゼ」

テルゼ「うーん……善処しよう。僕は……特にシードに対する不満はないかな」

 

Q10.貴方と相手の相性はいいと思う?

史河「いいんじゃないの?二人共。Q7の受け答えとか、凄く息が合ってたし(笑)」

テルゼ&シード「(苦笑)」

 

Q11.相手のことを何て呼んでる?

テルゼ「場面によるな。二人だけの時は今みたいに名前で呼び合っているけど、第三者が同席していた場合、階級や職掌を使う事がほとんどだ」

シード「俺は『上佐』か『クアサール卿』、もしくは『提督』。こいつは『東宮』か『殿下』になる。

逆であれば許されるが、俺の方は絶対に名前で呼ぶ事は許されない」

史河「そんなもんなの?意外とカタイ職場なんだね」

シード「……お前、こいつと俺の間に本来何階級の身分差があると思っているんだ」

史河「でもシード君だってかなり偉いんでしょ?一応『提督閣下』なんだし」

シード「とは言え、所詮は星領の一つも持たない士族の若造に過ぎん。時期世界元首とは格が違う」

テルゼ「一度は左遷させられた身だけどね(苦笑)」

 

Q12.相手に何て呼ばれたい?

テルゼ「今のままで不満は無い」

シード「同じく」

 

Q13.相手を動物に例えたら何?

テルゼ「架空のものでも良いなら……龍かな。気高いから」

シード「……思いつかないな」

史河「僕的にだったら、テルゼはシャチかな」

シード「そのこころは?」

史河「眺めている分は綺麗で賢くて、愛敬のある生き物だけど、本質は獰猛で危険極まりない存在だから」

シード「言いえて妙。座布団一枚」

史河「……『笑点』知ってるの?……シード君(汗)」

 

Q14.相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?

シード「物品に限らないものであれば、やはり『自由に過ごせる時間』だろうか」

テルゼ「僕は……実力に見合った地位へ登極させてあげたいな」

史河「今のシード君より上の階級って事?つまりは……」

テルゼ「元帥長。彼なら充分勤まるはずだ」

シード「その前にお前が早く総帥になってくれ。それが何よりだ」

 

Q15.プレゼントをもらうとしたら何がいい?

テルゼ「特に望むものは何も。充分尽くしてもらっているし」

シード「俺もこの後におよんで欲しいものはない。お前が健在であればそれでいい」

 

Q16.相手に対して不満はある?それはどんな事?

シード「Q9の回答に同じ」

 

Q17.貴方の癖って何?

シード「……あるか?」

テルゼ「あるだろう。自覚はないみたいだが」

 

Q18.相手の癖って何?

シード「お前はその自嘲癖をどうにかしろ!見ているこっちが辛くなる」

テルゼ「だったら、君も僕に不満がある時は、はっきりそう言ってくれ!

怒ると何時もに増して無口になって、石みたいにうんともすんとも言わなくなるのは、対処の仕様がなくて、非常に困るんだ!」

 

Q19.相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?

シード「普段は特に問題ないのだが……徹夜続きの後、一度眠りについたら最後、寝起きがとてつもなく悪くなる事だ……

こいつを起こしにいった部下が、何度か死線を彷徨って以来、呼び出しは完全に俺の担当だ。半覚醒時、人格変わってるだろ、お前」

テルゼ「すまない……自分ではまったく記憶がなくて(汗)」

史河「疲れすぎると何かのリミッターが外れるんじゃないの?」

シード「そうならない為にも、普段から適度に休息をとって欲しいんだがな……本気で命がけなんだ(汗)」

 

Q20.貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは?

テルゼ「……上記の通り、寝起きらしいです……(沈)」

 

Q21.二人はどこまでの関係?

史河「きたよ……いかにも『カップリング』な質問が!(笑)」

シード「だから『カップル』ではないと言っているだろうに!普通に親友だ!」

テルゼ「でもある意味、下手なカップルよりも相手の事を理解し合っているかもね」

シード「ふむ……変な独占欲が介在しない分、相手の意思を尊重している、とは言えるだろうな」

史河「そぉ?結構シード君て僕に対して嫉妬心バリバリ……」

テルゼ「え?そうなの?」

シード「……気のせいだ!」

 

Q22.二人の初デートはどこ?

シード「頼む……もう勘弁してくれ(脱力)」

テルゼ「そう言えば、公務以外に二人揃って出かけた事はないな」

 

Q23.その時の二人の雰囲気は?

シード「雰囲気も何も……行っていないのだから答えようがない」

 

Q24.その時どこまで進んだ?

テルゼ「……ひみつV(笑)」

シード「頼むからお前まで悪乗りして誤解の輪を広めないでくれ!」

 

Q25.よく行くデートスポットは?

テルゼ「デートというわけじゃないけど……二人でよく行くのはやっぱり演習場とか整備中の〈ティル・ナ・ノーグ〉とか……」

史河「色気ないね」

シード「色気を求めるな」

 

Q26.相手の誕生日。どう演出する?

シード「〈天魔〉に誕生日を祝うという風習はないのだが……」

史河「でもテルゼ、前に僕らがサプライズパーティをしたら凄く喜んでたよ?半分は人間なんだしさ、シード君も何か一言言ってあげたらいいんじゃない?」

シード「そ、そうなのか?(汗)

……すまん。俺も来年は何か贈る事にしよう」

テルゼ「別にいいよ(苦笑)」

 

Q27.告白はどちらから?

テルゼ「告白……『あれ』は告白のうちに入るのかな?」

史河「え?なになに?」

シード「……それ以上ここで言うなよ、テルゼ」

テルゼ「わかったわかった(笑)」

 

Q28.相手の事を、どれくらい好き?

テルゼ「とりあえず、命を預けてもいいと判断出来る程度には信頼しているし、好いているよ」

シード「同じく、四分の三殺しくらいになっても、嫌いにならない程度には惚れている」

史河「……ここの項だけ見ると、本気で恋人同士だよね……君達(汗)」

 

Q29.では、愛してる?

シード「敬愛、という意味でならな」

テルゼ「友愛、という意味でならね」

 

シード「……それにしても、まだこのおせっかいなインタビューは続くのか(汗)」

テルゼ「まだようやく折り返し地点を過ぎたばかりだ。先は長そうだな……」

史河「そんなわけで次回に続きま〜す」

 

 

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