かお本ビジュアル資料館『ウルカヌスの柩』編(その1)
管理人含め、全世界百万……ぐらいはいるかもしれない元帥スキーの皆さんお待たせしました。
ようやくアホ毛の妖精、リアルバージョンのデザイン画が完成しましたので、こちらにて発お披露目です。
(後で、例によって本館にも追加予定)
今回は、久々にオンオフ共に完全新規のネタの更新になります。
長らく意識してジル断ちした甲斐があったぜ……!
このところずっと、静岡県民にはおなじみの某CMテーマ『チーズ♪チーズ♪ドレドレ~』(この歌)が聴こえてくる度、『ジール♪ジール♪ドレドレ~』と円になって踊るちょびジルさんの姿が脳内に自動再生される程、創作ボルテージ上がってましたからね……!
アランソンさんも『おっぱい×2』うるさいし。←あまり関係ない。
いや……そうでもして『作気(さっき。管理人の仲間内でよく使用していた造語。創作屋にとっての『小宇宙』のようなもの)』を高めないと、フツーの一枚絵と違って、設定画ってなかなか描けないんだ……
……何しろ、この一枚で10年は戦うわけですから……!(←マメにリメイクしろよ)
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ではでは、そんなこんなで、ようやく出来上がった正規設定です。カラーだと線が殆ど潰れてしまっていて、襟元のデザイン等細部が全然わからないので、おまけで線画状態も。
(クリックで原寸大)
イラストではもうすっかりお馴染みの、教皇庁における聖騎士としての正装。正面&背面。(別名:元帥の勝負服)
れっきとした男性キャラなのに(加えて中身も『男の娘』ではなく、ちゃんと『漢』)、アホ毛レーダーと二―ハイブーツという、男性向け萌え要素の塊になっている天邪鬼な管理人のスピリッツ溢れる実に嫌なデザイン(←)。
聖騎士として現役時代の近世ならいざ知らず、現代で普段この格好でうろついていたら痛いコスプレイヤー扱いなので、日常ではもっぱらスーツ姿(後述)、戦闘時にのみこちらを着用。
ちなみにピンチの際のお色直しは、所有している某聖遺物の聖剣が一瞬でやってくれます。万能。
オルレアン時代の貴族服or戦装束ではなく、あくまでも教皇庁に所属してからの制服になります。いつぞやも書いた通り、ベースになったのは、近世フランスの竜騎兵の軍服で、そこからさらに中二病をこじらせた雰囲気に仕上げています。
元帥のキャラテーマに『自制』とか『拘束』のイメージがある為、随所にベルトが配されているのがポイント。
初期に制作されたダレフのデザインを標準値とすると、描くのにあたり当社比3倍どころかケースにより5倍以上の時間がかかる鬼装束。まさに描き手(主に管理人)に対する嫌がらせとしか思えない。教皇庁、本気出し過ぎ。
機能的にも現代ではロストしてしまったような神秘の数々が施されている、殆ど着込む結界のような装備品。本気で高速移動すると音速を超えるような吸血鬼が着ても破れたりしない半霊体・半物質のハイブリッド素材。身に着けるに際して別段魔力を消費したりはしないので、一般人にも着用可能ですが、むしろデザインとして着こなせるかどうかの方が問題になる模様。
……確かにルカさんあたりが着ても全然似合いそうにない。
以下、少しネタバレになりますが、教皇庁ではその昔、吸血鬼や人狼、その他夜魔の上級眷属達に対抗する為、『吸血鬼化しても人間としての倫理観を保ってい る』というレアケースの素体である元帥をベースに、強化兵士軍団とも言える『聖堂騎士団』(通称:円卓)を運用する計画が秘密裏に行われておりました。
……しかしながら、魔道の天才達がいかに試行錯誤すれど、元帥のような『成功例』が生まれる事はなく、結果、教皇庁の技術の粋を集めて制作された栄えある 騎士団服に袖を通したのは、元帥が最初で最後となり、魔道(秘跡)部門がめっちゃ気合いを入れてデザイン&仕立てを行った制服は、事実上元帥のカスタム軍 服となったのでした……
さながら、第二次世界大戦下におけるドイツの『宝剣付黄金柏葉騎士鉄十字勲章』のような衣装である。痛ェ。
うちの主人公クラスのキャラは、男性キャラにも関わらず、衣装チェンジが多いことに定評がありますが、元帥も言うにおよばず。
こちらは現代において普段着用している事になっているゴスロリスーツ。かおす本舗一ネイビーが似合う男。しかしぱっと見はどう見ても綺麗な男装のお姉さんである。ジュテームオスカル。
一応、こちらの画像のものが一番スタンダードなスタイルですが、その時々により、中のシャツがもっとオスカル様ばりのふりふりブラウスになったり、リボンタイが黒になったり紺色になったりマイナーチェンジをします。
ちゃんと胸元にはポケットチーフを入れているお洒落さん。
この格好で、フルフェイスのメットを被ってGSX-1300Rを乗り回すんだぜ……なんというエクストリーム紳士。しかしこんな完璧超人も『オルレアンの女王聖女』ジャンヌ様には頭が上がらないのであった。
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……と、ここまでご覧頂ければ分かる通り、既出のイラストでよく描かれてきた衣装を単純に全身で描いてみただけの設定なのですが、なんでこれまで発表まで時間がかかったのかと言えば、純粋に管理人の絵が変わり過ぎ……もとい、画力が劣化しまくっていて、どうあがいても10数年前に描いた殿下やルカさんの設定画と並べられるクオリティの原画が描けなかったせいです。猛省。
ただでさえ、元帥はボリュームのあるヘアスタイルをしているせいで、イラストを描くと頭でっかちになりがちで、非常にバランスを取りにくいキャラなのです が、それでショートカットで小顔なクリス君あたりと並んでも違和感がない全身画を描くとなると、個人的にえらい技術革新が必要で、最終的に『現状出来る限 りの事をして妥協』したのが、今回上げた一連の線画です。
つーか、もうこんな描き込みが多くて頭身の高いキャラ、B5原寸で描くの無理があるだろ……
とりあえず、一応これで長年の課題は果たしましたので、あとは自由に描きたいものを描いて、しばらくは画力の安定に努めたいと思います。