「そして再び……また何度でも、お前という友と、巡り会いたい」

拍手のお礼用画像として仕上げられる予定だった落書きが、塗りの作業中に通常展示扱いになり、そしていざ完成した暁には、長らくトップイラストとしてサイトの表玄関を陣取る形になったという、久々に色眼鏡(俗に『腐女子フィルター』と呼ぶ)のかかっていない、原作準拠なイメージで描かれたドラクロワ卿。

見る人が見れば一発で分かると思うのですが、小説版の最終巻に当たる『聖魔飛翔編』のカラー口絵を参考に描かれたものです。

なので、実際は外典奪取後、各地を放浪していた頃の『やさぐれモード』時代のドラっちなのですが、何分、当初は落書きとは言え、ドラっち自体、まともにイラストを描くのはウンか月ぶりになるんじゃなかろうか、という状態だったので、背景にまで暑苦しい程の愛情が『エアブラシの乱用』という形で迸った結果、妙にキラキラと後光の差した神々しいお姿になってしまい、なんだか『聖魔飛翔編』というより、まるで『聖戦魔軍編』のラストにおける『あのシーン』を彷彿とさせる穏やかな表情のイラストになりました。

彼がこの後、万感の思いを込めてジー君に送ったであろう、最期の微笑みは、皆さんがそれぞれ最高の形で想像してあげて下さい。おそらく、それはきっと私の筆に余る美しさでしょうから。