祝福なき凱旋門 …… プロローグ 夜の喧騒に包まれたパリに現れた二つの影。
在りし日の血の絆 …… 前編 記憶は時代は遡り、オルレアンでの一夜へと辿り着く。
在りし日の血の絆 …… 後編 少女は自分を支える騎士の悲愴な宿命と決意を知る。
栄光の終焉(はじまりのおわり)(1) ランス大聖堂にて再び近づく距離。
栄光の終焉(はじまりのおわり)(2) 忍び寄る闇の気配、終幕の予兆。
栄光の終焉(はじまりのおわり)(3)
〜Interlude〜(1)『Raison d'etre』 彼を、彼女を支えるもの。
闇の中の闇(残酷描写有・1) …… 暗転。聖女を救う為、騎士は自らも虜囚の身となる。
闇の中の闇(残酷描写有・2) …… 騎士の正義を悪魔は嘲笑う。
闇の中の闇(残酷描写有・3) …… 誇りが、希望が、何もかもが打ち砕かれる。
神はいずこに(1) …… それは、なにもかもしくまれた事だった。
神はいずこに(2) …… 王は騎士を理解せず、また騎士も王を理解出来ない。
神はいずこに(3) …… 歴史に消えた、愛憎を苗床にした悪魔の取引。
〜Interlude〜(2−1)『Monstre sacre』 奪っても、奪いきれないもの。残酷描写注意。
〜Interlude〜(2−2)『Monstre sacre』 聖女は来るべき日を予言した。同上。
過去、『ウルカヌスの柩』と同じ時間軸の歴史上で起こった事件を、別主人公視点で語る外伝です。
──時は15世紀のフランス。
瓦解寸前の故国を救う為、決意を胸に立ち上がった一人の騎士と少女がいた。シノンで彼等が運命の出会いを果たした時、退廃しきった王国軍に奇跡が起こる。だが、心通わせる二人の幸福は長く続かなかった──
……『かおす本舗』設定による、『百年戦争』を下敷きとした『少女マンガ時々伝奇風味』小説。後半になるにつれ、伝奇物には付き物である残酷描写が目立ち始めるので、苦手な方は要注意。
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